Route 53の概要

Route 53とは

WebベースのDNSサービス。

SLA100%を掲げている

世界中に展開されているエッジロケーションで提供されていて、もっとも近いロケーションから応答を返すためとても高速かつ高可用でスケーラブル

APIで操作可能なのでコストも安く済む

Route 53における重要概念

Hosted Zone

DNSレコードの集合

Record Set

DNSレコード

• Routing Policy
• Set ID
• ヘルスチェックの設定
• DNSレコード

を合わせた単位

Routing Policy

Record Setに対してどのようにルーティングを行うかを決定するところ

Set ID

Routing Policyを用いて複数のRecord Setで同じ名前を設定する場合にそれぞれをユニークにするために設定するID

ヘルスチェック

転送先ホストの状態をチェックするための設定

HTTP/HTTPS/TCPで可能。

主な機能

IPアドレスとドメイン名の対応づけなどを管理する役割。(権威DNSサーバ機能)

キャッシュDNSの機能は提供されない。

• 権威DNSサーバ
• DNSレジストラとしての機能
• ほかのDNSレジストラからドメインを移管することも可能

レイテンシベースルーティング

同じ名前が設定された複数のリージョンに配置されたEC2インスタンスのグローバルIPアドレスやELBに対して、よりレイテンシの小さくなるリージョンを選択してルーティングしてくれる機能。

レイテンシを主に考えたルーティングをしてくれるよと。

意識する事なくより高速にレスポンスを得られるサーバにアクセス出来るようになる。

重み付けラウンドロビン

Record SetのRouting Policyを Weighted に設定することで実現可能。

転送先ごとに重み付けを行い、指定された重みの時間割合で転送比率が決定される。

0に設定するとルーティングは行われなくなる。

Webサイトの移転など、徐々にアクセスを移していきたい場合に有効。

DNSフェイルオーバー

Record SetのRouting Policyを Fileover に設定することで実現可能。

Record Set設定時に同じ名前でPrimary、Secondaryの2つのSetを作成すると、通常はPrimaryに指定された転送先にルーティングされる。

Primary側に問題が発生するとSecondaryに指定された転送先にルーティングされるようになる。

問題発生時にSorryコンテンツを配信するだけのサーバーにルーティングを簡単に切り替えたり出来る。

Geo Routing

Record SetのRouting Policyを Geolocation に設定することで実現可能。

DNS問い合わせが会った場所に応じて転送先を変えることが出来る。

指定した場所がマッチしないケースに備えてデフォルトで設定しておくのが推奨されている

ALIASレコード

他のAWSサービスとの連携も強力に可能。

その時に活躍するのがRoute 53独自のレコードタイプであるALIASレコード。

CNAMEレコードのように別名を指定しながら、Aレコードのように直接IPアドレスとのマッピングを行うもの。

AWSが提供するサービスに割り当てられた一部のDNS名に対してのみ設定可能。